GQコンセプトハウス
「生活水と電気の完全自給自足」を実現するGQコンセプトハウス。
コンセプトハウスでは、その可能性を数値化し、リアルな情報を伝えています。
「電気自給自足」の実証実験
実証実験として、コンセプトハウスでの太陽光発電+エネファームによる「発電量」が、家電や照明などの「消費電力量」をまかなうことができるかを確認しました(2018.1〜2019.3)。消費電力の実験では、洗濯機・電子レンジなどの使用、照明・テレビのタイマー操作により、実生活と同じ電力消費状況を再現して計測。その結果、1日平均の電力消費量が17.7kWhであることを確認し、この消費量を太陽光発電+エネファームの発電量でまかなえることを確認しました。また、太陽光発電は雨天でも一定量発電することを確認しました。
上記の実証実験の結果をもとに、プロダクトモデル(販売向けGQシステム)では、太陽光パネルを高出力のパネルに変更し、太陽光発電だけで消費電力を十分にまかなえる発電量を確保できる設計にしています。また、太陽光発電のスペックを活かすために、蓄電池の容量もアップしています。
「生活水自給自足」の実証実験
生活水については、使用箇所ごとに水量を計測し、1日に必要な生活水量を確認。計測の結果、1日の使用水量は想定していた690ℓに対し、750ℓ使用することを確認。想定より多い使用量でしたが、10,000ℓの雨水タンクの設置と効率的な雨水集水・生活水の再利用により、生活に必要な水量を十分確保できることを確認しています。この結果および、プロダクトモデル(販売向けGQシステム)の雨水集水面積が減少することをふまえて、プロダクトモデルでは雨水タンクを12,000ℓの容量に変更し、ゆとりのある性能で設計しています。
水質検査
実証実験として、コンセプトハウスに組み込んだ活性炭フィルタろ過装置、あるいはRO(逆浸透膜)浄水装置によって生成された生活水の水質を確認。水質検査を外部機関で実施し、「一般細菌」「大腸菌」をはじめとする各項目全て基準値以内であり、飲料水に適合した水質であることを確認しました。